【文 松日(Wen SongRi )】人は十人十色。自らの個性を活かすことで、明日を動かす

明日を動かす人たち

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特集 WEBマガジン 明日を、動かす

KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」

この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。

今回紹介するのは、中国深圳にある関連会社、小西機電貿易(深圳)有限公司で営業高級経理のポジションを担う文 松日(Wen SongRi)。中国で生まれ育ち、日本で11年ほど過ごした後に、また中国で働く彼は、過去、現在のステージでどんなことを感じ、どのように仕事に向き合い、未来にどんな展望を抱いているのか……文の等身大のストーリーをぜひご覧ください。

お客様への惜しみない情報提供が、長期的な信頼関係構築につながる

私は深圳の営業所で、中国国内に拠点のある部品メーカー様に対して営業を行っています。これまでは自ら担当を持って営業活動を行ってきましたが、現在は私の元にいるスタッフ

(5名ほど)のフォローが主な役割です。具体的には、何か問題が起きたときや新しい案件が入ったときは同行したり、相談に乗ったりしています。重要度の高い案件や大きな問題が起きた場合は上司に相談をすることもありますが、営業に関する現場の対応は基本的に私のところで全て完結できるようにしています。

当社は商社なので、情報を持っていることが強みです。そのため、ご依頼があったらまずは誠心誠意調べることを心がけています。すぐに出せる情報の共有は勿論のこと、その後も調査を続けて追加情報をお渡しする。直接的な売上につながらないこともありますが、私はその手間を惜しみません。そうやっていくうちに、何かあったときに「文さんに連絡してみようかな」と思い出してもらえると思うんです。

また、ほとんどの案件ではタイミングが重要です。コツコツと通っているうちに、「ちょうど今これが足りないんだけど……」という話をもらえることも多いのです。どんな変化がいつ起きるのかはわからないので、回数を重ねないとそうしたチャンスを得られるきっかけは作れません。そのため、雑談でもいいからとにかくお客様と会う機会を作るように心がけていますし、他のスタッフにも、その行動の大切さを共有しています。

お客様の担当者の中には日本から赴任で来られている方も多く、その際には現地人の強みを生かして、生活に便利な情報を提供しています。そうしたことの積み重ねが、受注に繋がっているのではと考えると、やりがいを感じます。

これまでに出会った人たちのおかげで、今の自分がある 

生まれは中国の吉林省というところです。もともと日本の文化に興味があったことと、日本語の成績が良かったことから、親の後押しもあって高校卒業後の1997年に来日。そこから11年ほど日本で過ごしました……日本に来た当初は大変なことも多かったのですが、出会う方出会う方いい人ばっかりで。本当にラッキーだったと思います。当時まだ20歳前後だったので、社会人としての根本的な部分は当時お世話になった日本の方々の影響を大いに受けていると思います。

2008年に中国に戻ってからは非常勤で日本語を教えていたのですが、結婚を機にもう少し安定した仕事に就こうと考え、就職活動をしたときに出会ったのがコニシ産業でした。2010年に上海事務所に入社し、2年半ほど経ったとき蘇州に事務所を出すことになり赴任しました。蘇州で7年半勤務し、そこから深圳に異動してもうすぐ4年が経ちます。

当社に入社してからも、さまざまなお客様と出会うなかで、ターニングポイントとなる出来事がたくさんありました。なかでも特に印象に残っているのが、交渉が難航し、夜の9時ごろまでずっと商談が続いたときのことです。なかなか折り合いがつかずその場は終了。相手を怒らせてしまったと思ったのですが、次に会った際には、そんな雰囲気は全然なくて。「この間はお疲れ様」と声をかけていただいたんです。

自分の中で勝手に「怒らせてしまった、もうダメだ」と思っていたのですが、お客様にとっては普通の議論だったようです。日頃から足しげく通って関係性はできていたので、私という人間自体を嫌いになったわけではなかったとわかり、安心しました。お客様との関係構築をより大事にするようになったのは、このことがきっかけだったと思います。

コニシ産業は人間らしい会社。自分らしく挑戦する人を増やしたい

当社はとても人間らしい会社だと思います。繰り返しになってしまいますが、仕事において人と人との信頼関係が一番大切だと思うんですよ。AIの進化はすごいかもしれないけれど、お客様がどんな方で、どう考えているのかなどを推し測って対応することは真似できないと思います。私たちは仕入れ先様とお客様の間に立つ立場なので、それぞれのご要望に対して最適な落とし所を見つけることがコニシ産業ならではの強みじゃないかなと思います。おかげさまで、何でも気軽に相談できると思ってもらえていると感じますし、これからもそんな存在でありたいと思っています。

信頼関係については社内に対しても同じです。私は、人に言われて動くより、自分で納得して動いたほうが絶対にいい結果につながると考えています。なので、私は要点だけを話して、あとはもう個々人が自ら考えて動いてもらい、その上で相談があれば乗る、このようにしてスタッフを信頼して任せています。

もちろん、基本的なベースとなる考え方やルールはありますが、それさえ守ってくれれば、あとは自分の色を出してもいいと思うんです。人は十人十色、どんな人でもそれぞれ取り柄があるはず。それがお客様に受けることもある。なので、誰かを真似たり誰かのやり方を踏襲したりしすぎずに、自分のスタイルで行ったほうがいいですね。新しく入社した方にも、そのことを最初に伝えるようにしています。

最後に私自身のことですが、将来に向けてもっと上を目指せるように頑張っていきたいと思っています。当社は、社長や常務から「挑戦したなら、失敗してもいいよ」と言われているぐらいですから、部下にもどんどん挑戦させたいですし、私も努力を惜しまずこの中国拠点を盛り上げていきたい。そういった想いの積み重ねが、当社のコーポーレートミッションである「明日を、動かす。」につながっていくはず。これからも、自分で考えて、自分の色を出しながら、行動していきたいですね。