「どんどん失敗しろ」を体現する成長ストーリー。悪戦苦闘の末たどり着いた、営業のやりがい【泉田翔太】

明日を動かす人たち

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特集 WEBマガジン 明日を、動かす

KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」

この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。

今回紹介するのは、2020年入社の泉田翔太。厚木営業所で量産営業を経験したのち、現在は取手営業所で開発営業に取り組んでいます。入社当初はわからないことだらけの仕事に戸惑い、先輩に迷惑をかけたこともあったという彼も、今では自ら売上をつくりだす営業の醍醐味に目覚めました。経営トップ自ら「どんどん失敗しろ」と発信するコニシ産業のチャレンジングな社風は、彼をどう変えていったのか。泉田の成長ストーリーをご覧ください。

信頼を築き評価される、営業職の魅力に惹かれて

学生時代には小学校の教員免許の勉強と同時に、飲食店のアルバイトに明け暮れていました。私は人一倍責任感が強く、リーダーとしても評価されていましたが、いくら頑張っても時給がみんなと同じであることに物足りなさも感じていました。そこで「自分の努力が数字として結果に現れる仕事がしたい」と考え、卒業後は営業職を目指すことにしたのです。教師になるという選択肢もありましたが、広い社会を知り、会社員として人を引っ張って行くポジションに就きたいと考えました。

いくつかの企業から内定をいただいた中でコニシ産業を選んだ理由は、「既存のお客様をメインにコツコツ信頼を獲得していく」という営業スタイルが自分の性格に合っていると考えたこと。選考を通じて出会った社員の皆さんも親切な方ばかりで、一就活生にすぎない私に対して細かいことまで丁寧に説明してくださったことが印象的でした。この会社なら自分の可能性を潰すようなことなく、未来を切り拓いていけるように思えたのです。

入社後は厚木営業所に配属され、既存製品の量産を取り扱う量産営業に従事。入社3年目となる昨年4月からは取手営業所に異動し、新規製品の開発に関わる開発営業に取り組んでいます。量産営業と違って開発営業は社外に出てお客様とお会いする機会が多く、自らお客様に提案をし、売上をつくりださなければなりません。もともと自分の力で利益を生み出す仕事に興味を持っていたので、とても充実した日々を送ることができています。

「わかりません」が素直に言えなかった、1年目の頃

今では営業の仕事を楽しめるようになった私も、入社1年目はかなり苦労しました。教えてもらうことが当たり前の学生と違い、社会人はわからないことがあれば自分から質問しなければならないし、質問をしない人はわかっている人だと見なされます。ところがこの当然のルールが私には守れませんでした。初めての機械部品、初めての営業とわからないことだらけなのに、変にプライドが邪魔して先輩に「わかりません」と伝えられない。わからないまま自分で仕事を進めようとするので、当然失敗をしてしまう。失敗をすると自信がなくなって落ち込み、ますます素直に質問がしづらくなる。……そんな悪循環に陥っていました。

この負のループから救い出してくれたのが、同期入社の仲間たちでした。当時勤めていた厚木営業所には私の他に二人の同期社員がいて、いつも一緒に助け合いながら働いていました。「こんな当たり前のことを、今さら先輩には聞けない」ということでも、彼らになら遠慮なく聞けましたし、悩みを打ち明けることもできました。私が入社した時期は新型コロナウイルスの流行期に重なっていて、入社早々リモートワークという特殊な状況でしたが、気持ちの面でもお互いに支えあい元気をもらえました。信頼できる同期に恵まれたことには、本当に感謝しています。

同期のおかげで自信を取り戻し、わからないことを上司・先輩に聞けるようになってからは、量産営業の仕事も徐々に順調にこなせるようになってきました。さらに大きな転機になったのは、3年目に入るタイミングで厚木営業所の所長から「取手で開発営業をやってみないか」と声をかけていただいたこと。自分から手を挙げたわけではないのですが、私の特性や今後のキャリアを考えて異動を勧めてくれたのだと思います。

マネジメントの夢に向け、営業として成長したい

開発営業に移って大きく変わったのは、外に出てお客様と出会う機会が圧倒的に増えたこと。尊敬している上司と一緒に日々お客様先で打合せをするという仕事自体、新鮮で楽しく感じられました。お客様の困りごとを聞き出して持ち帰り、社内で練り上げた提案が売上につながっていく。「これこそが自分に向いている営業の仕事だ!」と感じました。「何かあれば、とりあえずコニシ産業の泉田に相談してみよう」とお客様から思っていただけるように、小さな案件から積極的に引き受けるようにしています。もちろんまだまだ失敗することはありますが、今は大きな失敗に繋がる前にきちんと相談できるようになりました。

今はまだ役職もなく、直属の部下や後輩はいませんが、いずれは人をマネジメントするポジションに就きたいと考えています。その点で良い経験をさせてもらっているのが、コニシ産業が大東文化大学写真部とコラボレーションしたプロジェクト『NoPla』。私もこの活動に参加し、先日はスノーボード技術選手権大会のTシャツ・トートバッグの印刷部門でリーダーを務めました。もともと私は人を引っ張っていく事にやりがいを感じるため、マネジメントへの興味が深まりました。

今後の目標は、まずは今の仕事を地道に頑張り、実績を残すこと。それが認められれば自ずと管理職を目指すこともできるでしょう。コニシ産業では「明日を、動かす。」というミッションを掲げていますが、その言葉通りどんどん社員が発言しやすくなり、自分たちの明日はもちろん、会社をも変えていくチャンスが増えていると感じます。私もいずれメンバーを管理するポジションに就くことで、人を教育する立場になれるよう努力していきたいと考えています。

これから入社する方にお伝えしたいのは、コニシ産業は「どんどん失敗しろ」と経営トップ自らが発信している会社であることです。普通の会社ではなかなか言えないことですが、本当に当社は挑戦する人を応援する風土があります。事実、私自身も1年目の頃は失敗続きで悪戦苦闘しましたが(笑)、今ではこうしてやりがいをもって働けています。失敗を恐れず成長したい方は、ぜひ一緒に働きましょう!

【インタビュー/記事記事制作 スゴモン 松田 然(もゆる)】