KONISHIのコーポレートミッションである、「明日を、動かす。」
この言葉に想いを乗せて、未来に向けて挑戦している社員一人ひとりを紹介する企画が、「明日を、動かす人たち」です。
今回紹介するのは、2019年に入社した金城聖太。大学時代まで過ごした故郷・沖縄を離れて入社し、現在は取手営業所で営業業務に取り組んでいます。大学時代から米軍基地でのアルバイトや留学を経験し、グローバルな働き方を求めてコニシ産業を選んだという彼の「明日を、動かす。」への想いとは? 仕事のみならずプライベートにおいても「野望」を秘める、金城のストーリーをぜひご覧ください。
英語力と留学経験を活かし、グローバルな働き方を実現
私がコニシ産業を選んだ理由は、グローバルな環境でビジネスに挑戦してみたかったこと。生まれ育った沖縄には米軍基地があってアメリカ人と接する機会も多く、自然に英語や海外に興味を持つようになったのです。大学時代は国際英語科で本格的に英語を学びながら、米軍基地内でのアルバイトを通じて英会話スキルを磨く毎日。大学3年生の後半からはカナダのバンクーバーに1年間留学し、英語漬けの日々を送りました。
「英語力を活かして、日本と世界をつなぐ架け橋になりたい!」と志して就職活動をしていたとき、出会ったのがコニシ産業です。香港、中国、タイに拠点があってグローバルな働き方を実現しやすい点に、まずは魅力を感じました。最終的に入社の決め手となったのは、社内の雰囲気ですね。当時対応してくださった人事担当がとてもフランクで、どんな質問に対しても丁寧に答えてくれる誠実な方だったことに惹かれました。他の大企業の選考で感じた「上から下に一方的に指示が下される雰囲気」とは違う、「上下関係を越えてつながりを持てる職場環境」を感じたのをきっかけに、入社を決意しました。
入社後は営業部門に配属され、現在は取手営業所で働いています。入社1年目は量産品の納期調整や不具合対応などを行っていましたが、現在はお客様のご要望に応えて新しい部品を開発する業務を主に手掛けています。開発業務の難しいところは、お客様が希望する部品の形状・コストを取引先メーカーに伝えて実現すること。「その内容の加工はできない」と難色を示すメーカーとの板挟みになって苦労することもあります。その分、再度お客様と相談し、加工可能な形状を新たに打診するなど、自分なりの工夫によって無事解決できたときには、達成感があります。
入社の動機でもあった「グローバルな働き方」という点でも、満足しています。取引先メーカーである中国企業とは日常的にやり取りしていますし、入社2年目からは、それまで取引のなかったベトナムのお客様と、英語でやり取りする仕事を任されました。社内には英語ができる方がそれほど多くはないため、若手の私も活躍できる機会になりました。ベトナムのお客様を任されてから7カ月後には、交渉の成果あって当社との口座を開くことに成功。自分の語学力を活かしてコニシ産業に貢献できたと実感し、嬉しかったですね。
今も心に刻む、ダンスバトルに明け暮れた日々
私の趣味は高校時代から続けてきたダンス(ヒップホップ)です。沖縄時代には友人とチームを組んで、ダンスバトルにも積極的に参加していましたし、バンクーバーに留学したときには現地のダンスバトルに出ていました。沖縄から離れて東京の会社に就職した理由の一つも、実は東京が国内で一番ダンスバトルが盛んな地域であること。入社4年目の今はまだ、仕事を覚えることを優先するためダンスは休止中ですが、近いうちにダンサーとして復帰するつもりです。
私は仕事とプライベートを明確に分けるタイプなので、平日は仕事だけに集中する一方、休日に仕事のことは一切考えず、映画鑑賞やダンス鑑賞、散歩などの趣味に没頭しています。そのため、私がダンサーであることを知ると「意外だね!」とよく驚かれます(笑)。
沖縄から一人で上京したときには少し不安もありましたが、私は厳しい状況に置かれた方が成長するタイプ。初めての一人暮らし、初めての電車通勤、初めての仕事といった試練をくぐり抜けることで、一人前の社会人になっていけるだろうと考えました。でも、やっぱり私は沖縄人なので、東京とは違うゆったりした時間感覚が体に染みついています。ときどきプライベートで沖縄出身の人と会うとテンションが上がりますし、そうしてしっかりリフレッシュしてこそ、良い仕事ができるのではないか、という気がします。
海外の「市場」と「ダンスフロア」に挑む
コーポレートミッションである「明日を、動かす。」という言葉を聞いてまず連想するのは、「仕事を通じて人を動かし、未来を変えていくこと」です。私の今の仕事はお客様とメーカーの橋渡しとなることですが、自分の工夫ひとつでスケジュールも品質も変化します。今日手掛けた自分の仕事が明日を動かしていく、という意識は常に大切にしていますね。
来年には入社5年目を迎え、いよいよ本格的に後輩を指導する立場になります。すると今度は自分自身の成長だけでなく、「後輩たちの明日を動かす」ことも重要なミッションになってくるでしょう。後輩から信頼を得て、「金城さんの言っていることをしっかり聞けば、自分の成長につながるに違いない」と感じてもらえるような、説得力のある先輩になりたいです。とはいえ今はまだまだ未熟なので、毎日必死に先輩から仕事のスキルを学んでいます。たとえば「聞き上手」というスキルもその一つ。私がヒアリングしてもなかなか聞き出せないお客様の情報を、いとも簡単に聞き出してしまう先輩がいます。私もいつか先輩のように、お客様から信頼されるような知識や話し方を身につけ、それを後輩に対して見本として示していけるようになりたいと思います。
そして将来的な目標は、もっとグローバルな環境で活躍すること。いずれは、今仕事で関わっているベトナムや中国といった海外拠点で働いてみたいと考えています。コニシ産業では海外赴任のチャンスが多く、私を指導してくださった先輩方も次々と海外へ飛び立っていきました。私もそれに続いて海外に進出してみたいですし、これまでコニシ産業と取引のなかった国の市場を開拓してみたいという野望もあります。たとえば東南アジアの中でも成長が著しいシンガポールやマレーシアを開拓できれば、当社にとって大きなメリットとなるでしょう。野望といえば、もちろんダンスも忘れてはいません。東京のダンスバトルはもちろん、近い将来には海外のダンスバトルにも挑戦してみたいですね。文字通り世界を“舞台”として、世界各地で踊る営業マン。そんな理想を目指して、地道にキャリアを築いていきたいです。
【インタビュー/記事制作 スゴモン 松田 然(もゆる)】